バンコクのスラム

昨日は活動が始まってから初めて悔しくて悲しくて落ち込みました。

 

 

 

 

 

この悔しさをバネに。

 

 

 

 

 

 

一回りも二回りも成長したいものです。

 

 

疲れ果てて今日はめっちゃ寝た❤

22時前には就寝し、朝8時に起床。

ごはん食べたり掃除したりして、13時くらいに昼寝開始。

起きたら17時でした(*'▽')❤

 

 

 

よく食べてよく寝る!

 

 

 

これが私の健康の秘訣です✌←秘訣でも何でもない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日はずっと書こう書こうと思ってたバンコクのスラムについて。

 

 

タイの貧富の格差

 

首都研修の間に、研修の一環としてスラムに暮らす子供たちを支援しているシーカー・アジア財団 Sikkha ASIA FOUNDATION มูลนิธิสิกขาเอเซียの見学に行きました。

 

 

 

シーカー・アジア財団とは教育の力で貧困の連鎖を断ち切るために教育支援活動を行っている団体です。

 

 

 

 

 

 

 

現在タイはどんどん発展していて、途上国ではなく「中進国」と呼ばれています。

 

 

 

 

そのタイでは1%の富裕層の人が58%の富を持っているという話を聞きました。

そして国民の20%が貧困層に当たるそう。

 

 

 

その貧困層の中でも“とても貧しい人”と“ほぼ貧しい人”に分けられて(日本語訳が難しい…)とても貧しい人の数は減っているけど、ほぼ貧しい人は増加傾向にあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

特にバンコク貧富の格差がとても大きく、階層間・地域間でかなりの格差があるそう。

 

 

バンコクにはデパートがたくさん、電車の交通網も整っていて、オフィスビルが立ち並び、とても都会で、日本の地方にいるよりも便利で華やかな世界を感じていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなバンコクには郊外を合わせて約1,800ものスラムが存在しているそう。

そしてその中で国内最大規模のクロントイ・スラムに暮らす人は約10万人にも及びます。

 

 

スラムの人はバイタクの運転手とか工事現場で働いたりしているそうです。

バンコクの発展には欠かせない仕事の人達です。

 

 

 

 

 

 

 

貧困層の子どもたちに教育を

 

タイのPISA(Programme for International Student Assessment、義務教育の終了段階にある15歳の生徒を対象に、読解力、数学知識、科学知識、問題解決を調査するもの)の結果は毎年落ちているそうです。

 

 

日本にいるときにタイの筆記率について気になり、調べたことがありました。

そのときに調べた結果は94%

 

 

 

「おぉ、すごい!」と思っていたのですが、これは単なる筆記率。

頑張れば読み書きはできるけど、日常生活で使いこなせるかと言ったら別問題だったみたい。

 

 

 

 

 

なんと日常生活で使いこなせない人の割合は50%(2015年)

ちなみに2013年は33%

すごい勢いで増加してるのがわかります。

 

 

 

 

 

 

 

文字の読み書きが十分にできないと、仕事の幅も狭まるし、可能性が狭まってしまう。

 

賃金の低い職業にしか就けない。

 

差別を受けることもあるでしょう。

 

麻薬などにも手を出すこともあるでしょう。

 

スラムでの不衛生な住環境から抜け出せない。

 

………。

 

 

 

 

 

どんどん貧困の連鎖がつながってしまうんですねー。

 

 

 

 

 

 

そこでシーカー・アジア財団は教育支援をすべく、地域の公民館的な感じで図書館事業を行ったり、奨学金事業を行ったりしているそうです。

 

 

 

 

 

 

見学をさせてもらって感じたこと

 

そんなお話を聞いたあと、財団の方に連れて行ってもらってスラムの見学をしました。

 

 

 

 

 

 

 

道は狭く、家が密集しています。

 

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そこに住む人たちは見学をしている私たちに特に興味を示しません。

 

見学慣れしているのかな…?

 

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途中、学校の制服を着ている子どもにも会いました。

キレイな制服を着ています。

スラムに住んでいることを学校では内緒にする子どもが多いんだとか。

 

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ゴミが溜まってるところもたくさん。

 

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印象としては「思ったほど貧しい感じじゃないんだな」ってのがありました。

 

 

 

 

ところが!

 

 

 

これが違うんですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見学が終わったあとにまた財団の方とお話をしたらスラムに住んでいる人たちは“とっても貧しい人”ではなく“ほぼ貧しい人”なんだそう。

 

 

 

すると国からの支援はなく、もっといいところには住めない、一軒家には住めない、家が壊れても直せない。

 

つまり、ここから抜け出せないんです。

 

 

 

 

 

 

 

これには

 

 

 

( ゚Д゚)!!!!!⚡⚡

 

 

 

 

ってなりました。

 

 

まだまだ考えが足りないなぁ。

 

 

 

 

 

 

気になっていること

 

お世話になったシーカー・財団はバンコクだけでなく、タイ国内のいくつかの場所で支援活動を行っています。

 

その中にはなんと、私の任地ターク県も!

 

 

移動図書館活動や奨学金事業を行っているそうです。

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活動場所は私の任地から1時間のところだけど…

 

 

気になる気になる気になる!!

 

 

 

 

 

 

もう少しここの生活に慣れて、活動も安定したらコンタクトをとってみたいなと思っている次第です。

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてシーカー・アジア財団は少数民族の女性がつくる伝統的な刺繍や手織りの布を使って、スラム地区で暮らす女性たちが縫製をして商品を作る事業も行っています。

 

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スラム発のブランドFEEMUEというもので、プロのデザイナーさんが手がける商品も

 

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2017年度グッドデザイン賞も受賞したそう。

 

 

 

 

 

ここのピアスが可愛くてね。

 

購入いたしましたよ♡

 

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色合いが素敵!

さりげなくチリチリ鈴が鳴るんだから!( ˆoˆ )/ドヤ←

 

お気に入りです♡

 

 

 

公式HPもあるみたいなのでよかったら見てみてください☻

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

華やかなバンコクと、その影に隠れて知ることがなかったバンコクを見ることができてとても良い機会となりました。